トコトンヤレ トンヤレナ〜♪
という「トコトンヤレ節」が頭から離れなくなってゐます。ロンドンに論文のためのインタビューに行った嫁がポスターを見かけたらしく「『ロミオとジュリエット』のバレエを観たい!」と言い出したのだけど、お金も無いしチケットも無いので、何故か来週末にイングリッシュ・ナショナルオペラ(ENO)の「ミカド」を観に行くことになった。ENOはあらゆるオペラを英語で上演する(英語以外は翻訳する)んだが、「ミカド」はもともと英国産であるからして、歌詞などはオリジナルそのままである。
んで、それに触発されて以前大幅値引き時に買ってあった「ミカド」のDVDで「トコトンヤレ節」を聴いてから、鼻歌に出るようになってしまった。ちなみに、「ミカド」に出てくる旋律はほとんどイギリス・ヨーロッパのものなんだが、突然この「トコトンヤレ節」だけが日本語で歌われるんである。この辺の事情は猪瀬直樹の「ミカドの肖像」に詳しかったり。
さて、本来「ミカド」の演出はこんな感じなんだが、我々が観に行くのはこんなんです。これで本当に「トコトンヤレ節」を歌うのかいな?

ミカドの肖像(小学館文庫)

ミカドの肖像(小学館文庫)