2006-06-25 ■ musik 6月10日 ミハイル・プレトニョフのリサイタル。チャイコフスキーとシューマン。スタインウェイでなくて、ブリュットナーのピアノではありませんか。このピアノの音が秀逸。内容的にはそこそこ満足。それにしても、プレトニョフはつまらなそうな表情でピアノを弾くなあ・・・。 6月16日 アルフレッド・ブレンデルのリサイタル。ハイドンとシューベルトとモーツァルト。もともと音色がきれいなピアニストではないけど、「スタインウェイのコンサートグランドってなんて下品な音なんだろ」と思ってしまった。そんなこと感じたの初めてだけど、プレトニョフのブリュットナーの音がきれいだったからなああ。 6月21日 ロイヤルオペラハウスでコリン・デイヴィス指揮「フィガロの結婚」。ロイヤルオペラは今年「フィガロ」のプロダクションを変えて、2月にパッパーノで初演、今回はデイヴィスでの再演。至上の音楽に、モーツァルトのスペシャリストと呼ぶべきデイヴィスですよ(イギリスではそう思われている)。オケの調子は良くないし、歌手も「超一流」どころはいなかったのだけど、デイヴィスの解釈、指揮に泣きそうになりました。全般的には軽いノリなんだけど、盛り上げるところはしっかりやる。要するにツボを完璧に分かってるんだろうね。内田光子が客席にいた。隣のゲイのカップルと楽しそうに話していた。