ぐぁー、仕事が山ほどあるのに、『突破者』など読んでしまったよ。これ、もう7〜8年前(多分文庫版が出た頃だね)に僕が日本で通っていた大学院のゼミ(もっとも僕は学部生だったが)で流行ってたんである。MWさん、Eさん、そして指導教授が読んでいただけだけど。
あまり「よく書けている」とは思わないけど、確かに面白い。ついでに、全共闘側(革マルとか中核)ではなく、民青側(共産党系)からの学生運動が描かれていて新鮮だった。僕のいた大学は法学部だけは伝統的に民青の牙城だったんだけど、その辺の歴史的背景が分かったよ。まあ本の筋からはどうでも良いんだけど。