松子さんのところに出ていた、「キャリアと子育て」のこととか考える。僕も結婚したし、もうすぐ二人とも30台だし、我々はどうなるのかな、と思ったりする。
しかし、究極的に言えば答えは単純なのであって、
①キャリアに対する欲がない
②能力(か金)がある
という2つどちらかを満たしていれば、(程度問題だが)大抵の「キャリア・子育て」問題は解決するのである。例えば、僕ら夫婦はこれから嫁のキャリアを「犠牲」にしそうな気配だが、僕にすごく能力があって、「世界中(日本中)どこの大学でも職が見つかる」くらいの業績があれば、「犠牲」にするものはごくごく少ないのである。それは極端だとしても、経済的に安定していれば、家事は家政婦にまかす、とか「犠牲」はある程度少なくなる。
あとは、「犠牲」を「犠牲」と思わなければよろしい。要するにキャリアにこだわらなければいい。欲がなければよろしい。
要するに世の中の結構多くの(とはいってもマイノリティーだと思うけど)夫婦にこの種の葛藤があるのは、結局のところ①か②が満たされないこと帰着すると思うわけである。
僕は、キャリアに対する欲があるし、でも十分な能力もお金もない。だから、そういう僕と嫁がどう付き合ってくれるのか、だという気がする。
僕には、ちょっとしたプレッシャーがある。ともかく30台後半までには都市部の大学に就職したい。そうでなければ嫁に申し訳ない。もしそれが不可能なら、自分の能力のなさを嘆くのみ。ま、それはそれで人生か。