僕は某商業高校の商業科出身であるからして、高校時代の重点科目といえば英語→簿記→国語→数学、という順番だった。大学進学の試験もこの4科目だし。
商業科目(簿記の他、税務、商業法規、そろばん(!)など)があるということは、他のものが削られるわけで、普通科の文系高校生に比べて社会科と理科が大幅に少ないのである。
最近困るのが、日本史や世界史の知識が驚くほど不足していること。ここ2年ほど、日本の歴史に関する(易しい)本を少しは読むようにしてるんだけど、何せ背景がよく分からない。本来なら「あ〜、高校でやった日本史に出てきたなぁ」と思うような過去の蓄積が無いのである。別に受験でやったからって、10年後に覚えているはずはないんだけど、やっぱり一度でも記憶しておくと、知識が頭の引き出しに少しでも残っているものだし、そうすると全然理解のよさが違うと思う。
この前も岩波新書で「西園寺公望」を読んでいて確かに面白かったんだが、政友会やら憲政会やら、帝国憲法やら、「名前は知っているけど内容は全然知らん」こと続きでやたら混乱するのである。まあ、ウェブで調べればどうにかなるからいいんだけど、あー、やっぱり高校時代に苦労しておくべきだな、とか思ったりする次第。

西園寺公望―最後の元老 (岩波新書)

西園寺公望―最後の元老 (岩波新書)