90年代初め、中学生の頃、フジの深夜枠とか見ながらテレビマンに憧れたことがあったけど、この歳になってBBCを見ていると「大変だろうけど、楽しそうだなあ」という気がする。
っつわけで、(そのうち日本語媒体でもニュースになるかも知らんが)前代未聞のバカバカしい話。先日、ビートルズのアップルとコンピュータのアップルの裁判の判決が出たニュースは周知の通りだけども、その時、BBCの朝(ケーブル・衛生)のニュースで「専門家」として登場した男性が、実は全く人違いだった、ということがあった。
英語で申し訳ありませんが詳しくはこちら
要するに、放送局のロビーで待ち合わせをしていたら、ちょうどBBCの経理の仕事に応募して面接に来ていた人(写真の男性)が、同じガイGuyという名前の出演予定だった法律専門家と間違えられてスタジオに連れてこられ、アップルvsアップルについての質問をアナウンサーから受けてしまったんである。んで、間違えられたこの人、このニュースについては何も知らないのに、たどたどしく、若干英語が下手なものの、適当に上手く(?)ブラフをかまして、「専門家」としてお茶を濁してしまったんである。本人曰く、経理担当者のとしての面接の一環だと思っていたらしいんだが、ホントかいな?
これは笑えたよ。たぶん、ビデオを眺めているだけでも、いかにアホらしい雰囲気だったかはつかめると思われ。
凄いのは、全く悪びれないBBC。「勘違いでした」というコメントを出したものの、謝罪どころかウェブページ↑にその時のニュースのビデオを載せ、夜のニュース解説番組ではこの話をネタに盛り上がっている始末である。ニュースの解説者が「あの態度は大しもんだ。今度トーク番組に呼んで、試しに他の質問もいろいろしてみたいね」とか言ってるし。もちろん、このガイさんはタブロイド紙の人気者になったのは言うまでもない。「もう一度テレビに出たいな」だと。