一人でロイヤルオペラハウスにバレエを観に行くはずが、その前にフローリストYちゃんとソーホーででお茶することになり、離れた席だったけど当日券があったのでYちゃんも観劇、その後ちょっと食事をして、夜遅く帰ってきた。
今シーズンでセミ・リタイアしてしまうNo.1.バレリーナ(BBCでは昨年のクリスマスにこの人の特集番組をやっていたらしい)ダーシー・バッセルを一度は観ておきたい、でも嫁は日本だ、ということで一枚だけチケットを買ったのだけど、オーケストラのコンサートやリサイタルならまだしも、バレエではさすがに男一人は寂しいのであって、女の子がいた方が楽しいと思いました(わはは)。
今回は、30分弱の3作品の上演で、どれも現代作品。イメージとしては、現代ダンスをバレエダンサーが踊っている、という感じかな。どれも極めて抽象的な作風。僕が楽しみにしていたのは最後のフォーレ「レクイエム」にコレオを付けた作品で、期待に違わず素晴らしかった。出演者はほぼ事前に見ていったこの写真の通り(上から4列目まで、それより下は今回上演の作品ではない)。でもまあ、生で見るのは全然違うし、コーラス付きの音楽も、演奏も素晴らしい。
しっかし、二児の母(先シーズンは産休)バッセルはこんな感じできれいだったなあー。バレエのことは無知なので細かいことは何も言えないし、主役ではないので特に技巧的な動きは無いのだけど、ともかく美しい。ボディ・コンシャスな衣装なので、鍛え上げられた身体そのものの造形美と動きのしなやかさがより際だっていた感じである。
別に全然エロくは(というか、性的興奮を喚起するのでは)無いのだけど、女性的というよりは中性的な、でも明らかに「性的」な魅力があるのであって、この辺の表現がバレエの現代作品のおもしろさの一つかなあ、と思ったり。