海外暮らしが僕より長い嫁は、本人曰く「横文字」が苦手らしい(ついでに、日本語も苦手らしい)。

典型的なのは、ものの名前であって、例えばケーキ屋チェーン(?)アンリ・シャルパンティエなんて、ここのケーキもお菓子も大好きなくせに、名前だけは毎回おぼつかない。

あと、単語の頭文字だけ取って略すやつ、嫁の分野だとロンドン大学の一部 London School of Economics は結構重要な大学なんだが、この通称「LSE」の三文字がどうしても覚えられない。今日も、「LCE」要するに London College of Economics と言いたかったらしいが、そんな大学ねーよ!

んで、LSE と UCL (University College London)が未だ混同するし。こうやって、何年間もよく出てくる名前を混同し続ける、この根性がすごいと思う。幸い、オックスフォードとケンブリッジを間違えることはないらしい。

時々むっとするのは、最近「面倒な名前はダンナに記憶させればよい」と思っているらしいことである。例えば、アンリ・シャルパンティエなど、いちいち、「あの池袋の地下にあるおいしいケーキ」という言い方をするのである。あのなあ、そんなこと続けていると記憶力がマジで退化すると思うぞ。